どうもこんにちはフルカワです!
今回はいろいろ調べていくうちに、マリンが古代種ではないかというトンデモ説があることに気づきました笑
そんなわけねーだろwと草を生やしていましたが「意外とあるあ・・・ねーよ!」と落ちかけたが、やっぱりナシ!だなこの説。
吉田
フルカワ
というわけで今回はマリン古代種説の根拠として語られる内容を説明してから、その後誤りを証明しようと思います!
目次
マリン古代種説の根拠
そもそもこの説が登場した根拠として、チャプター12「アバランチの死闘」にて、セブンスヘブンに向かったエアリスがマリンと接触した際のこと。マリンを抱きしめた瞬間に”何か”をマリンは察知、そしてそれまで信頼していなかったエアリスに一気に心を開くというシーンがありました。
当初エアリスと会ったばかりの頃、マリンはエアリスに対して「お店壊れちゃうよ!」とセブンスヘブンがなくなってしまうことを恐怖してエアリスの言うことを聞かずに店に残ろうとしました。
しかしエアリスに抱きついて、”なにかしら”の記憶がマリンに流れ込んだことから〈そんなことをできるのは古代種だけでしょ〉ということでマリン古代種説が浮上しているようです。
吉田
フルカワ
確かにあのシーンに関しては〈エアリスの能力だ〉ということでFAなんだ。
しかし他のシーンでもマリンが古代種の能力を使っているらしきシーンがあるんだ。
ということでまずは古代種の能力について説明していこうと思うぞ。
古代種セトラの能力
まずはFF7リメイクにて明らかになった古代種セトラの持つ特殊能力についてです。
基本的に原作ではざっくりとした能力しかなかったのですが、リメイクでははっきりと描かれていました。
『セトラの民、星より生まれ、星と語り、星を開く。セトラの民、約束の地へ帰る。至上の幸福、星が与えし定めの地』
この言葉だけではハッキリしませんので、具体的にどんな能力があるのか解説していきます!
未来視(過去の記憶を保持する)
リメイクからの新たな設定である未来視は、所々で披露されています。
内容は漢字の通り「未来を視ることができる」能力です。ここで言う未来とはあくまで〈リメイク世界における未来の出来事〉です。
吉田
七番街支柱に向かうティファがエアリスに「マリンをお願い」と言う前にエアリスは「マリンが待ってる、でしょ?」と何故かティファの言いたいことを先回り。
今となって考えてみると初めて教会でクラウドと会った時、レノにクラウドが「オマエ、何?」と言われた時にもエアリスは「この人、私のボディガード。ソルジャーなの。ボディガードも仕事のうちでしょ、ねなんでも屋さん?」と言ってました。
この時点ではまだクラウドが自分がソルジャーであることも、なんでも屋をしていることもエアリスには言ってません。
なのに「なんで知ってんのよ?」という疑問が湧きました。クラウドもこれに違和感を感じたようで「ん?」と言ってますがエアリスはそれを掻き消すように「わたしのカン、当たるの」とかぶせました。
このように〈本来現段階で知らないはずのことを知っていること〉がいわゆる”未来視”という能力です。正直に言うと古代種の能力なのか、それともエアリスの能力なのかはハッキリしないんですけどね。
星読み(約束の地を見つける)
そしてこれはハッキリしていませんが、先程のセトラについての伝承の中でも語られているように、セトラは”約束の地”を探し当てることができる唯一の存在であると神羅は考えています。
アバランチの理念の基になっている星命学にも同様の記述があり、神羅は「至上の幸福が約束された星が与えた地」のことを〈魔晄エネルギーが豊富な地〉であると考えているため、エアリスと母イファルナを監禁していたのです。
しかし当のエアリスは「なーんにも」約束の地については知らないようですし、原作でも「旅をして、感じるの。ここが約束の地なんだって。」と言っていることもあり、古代種としても約束の地については知らないようです。
少なくとも〈約束の地を見つけること〉をセトラの能力とすると〈ライフストリームの流れを感知すること〉とほぼ同義であると考えられると思います。神羅的な考えなんではっきりとはしないんですけどね。
実は原作でも約束の地がどこかははっきりとは書かれていません。
これまでは約束の地は具体的に言うと〈北の大空洞〉である・・・と思っていたのですが、神羅の考え通り〈魔晄エネルギーが豊富な場所〉という観点でいうと北の大空洞なんですけどね。
他の説ではエアリスが最期にホーリーを唱えた忘らるる都であるという説もあります。いずれにせよ古代種にしか感じ取れないモノが豊富に存在する場所であることは間違いありません。
他者に知識を分け与える
そしてこれもリメイクからの新設定です。この能力をエアリスが使ったのは2回です。
チャプター12にてセブンスヘブンでマリンに対して、そしてチャプター16のレッド13に対してです。
セブンスヘブンにてマリンを頼まれたエアリスは無事にマリンを会えたのですが、当初マリンはバレットの〈知らない人と話しちゃいけない〉という言いつけを守り、エアリスに対して警戒心を持っていました。そしてエアリスに抱きついたマリンはエアリスから何かの記憶を吸収。
そして先程まで警戒心バリバリだったのに、その直後「いいにおーい、マリンこの匂い知ってるよ!」といきなりエアリスに懐きました。この時にエアリスがどんな知識を分け与えたのかは語られていませんが、既に考察をしています。おそらくは”過去の世界での今後の運命”についてであることは間違いありません。

そして神羅ビル内部で宝条を追ってエレベーターにタックルするも、すんでのところで逃げられてしまって気が立っているレッド13との初対面時にも、エアリスはレッドに手をかざすと様々な記憶が流れ込みました。
レッドはこの時のことを後に「エアリスの手が私に触れた時、フィーラーの知識もそこにあった」と振り返っています。
そのため〈エアリスがレッドに手をかざした時にフィーラーの知識を始めとする”世界の真実”を伝えた〉と考えられます。原作でレッドもブーゲンハーゲンもフィーラーに関しての話を一切していないことを考えると、レッドの言うフィーラーの知識は全てエアリス経由のものであると考えられます。
ということは神羅ビルからの脱出中にレッドが言う「フィーラーが守っているのは我々ではない、世界の運命だ」という言葉もエアリスからこの時に伝えられたと考えていいでしょう。
吉田
- 未来視(原作世界の記憶を保持する)
- 星読み(約束の地を見つける)
- 他者に知識を分け与える
フルカワ
特に未来視は原作世界で起きたと考えると過去のことだけど、同じ世界と考えるとこれから起こることなので未来のことにあたるわけだ。
また星読みというのは〈星の声を聞ける〉ということだが、これは推測だけども〈ライフストリームの流れを読める〉と言い換えても良いかもしれないな。
だから魔晄エネルギーの豊富な約束の地を感じることもできるし、原作で時々誰もいないのに誰かの声が聞けたのかもしれないね。
そしてマリンとレッドに知識を伝えていたことからも間違いなく特殊能力があるし、またクラウドもエアリスとの接触によりフィーラーが見えるようになるなど、セトラの能力の一部が移ることもあるようだな。
ということでこれらがセトラの能力であり、前置きもようやく終わりです。ここからどう考えたら〈マリンが古代種〉であると考えられるのでしょうか?
マリンの古代種説の根拠
ここからはネットで言われている〈マリンが古代種である〉と言われている根拠をまとめていきます。たしかにこれらを見るとそんな気もしてくるのです勘違いしないようにしてください!
この記事のラストにて明らかなミスである根拠を提示します。
星読みをしている描写
これはリメイクではなく原作での話になりますが、原作にてセフィロスを倒した後の話です。
セフィロスを倒したことによりそれまで止められていたホーリーが発動するのですが、既にメテオが近づきすぎていたこともあり手遅れかと思われたその瞬間。おそらくはカームに避難していたマリンが窓を開けて何かを感じ取り「来る・・・!」と言ったシーンを覚えてますでしょうか?(24年前w)
この時にマリンが感じ取っていたのは遠くの大地からメテオが降り注ぐ土地、ミッドガルを目指して噴出するライフストリームでした。地球上全ての大地からライフストリームがミッドガルを目指してやってくることを察知していたマリン。
この能力こそが先程のエアリスの行っていた”星読み”なのではないかという説です。
先程も書いたように星読みとは〈ライフストリームの流れを感知すること〉と定義しています。だからその力を使ってライフストリームがミッドガルへ向かっていることを感知できたと考える説です。そしてこの中には死んだ人間の知識や記憶が溶けていますので、その中にはエアリスのものもあったはず。
ということでマリンが周りの人間よりも早くライフストリームの噴出を察知できたのはマリンが無意識的に古代種の力”星読み”によるものだからというものです。
エアリスの「しー」
次にここから先は、考察というよりも予想になってしいるのでかなり苦しい考察です(笑)セブンスヘブンでエアリスの「しー」の意味についての考察です。
先程も書いたようにエアリスから〈未来であり過去の記憶〉を見せられたマリンはエアリスと初対面ではないことを理解してエアリスに対して安心感を抱きます。その直後、エアリスはマリンに対して口に手を当てて「しー」というポーズをしています。
このポーズにより何かしらの秘密が生まれたことになります。そしてこの秘密の内容「しー」の意味に関しても考察をしていますのでここではざっくりとだけ。
マリンにいろんな知識を分け与えた後に〈エアリスがこんな特殊能力を持っていることを他の人に言わないでね?〉という意味だと考察しています。そんなすごい能力があることが知られると大変ですから。
ここからが考察になりますが、先程の〈マリンがライフストリームの流れを読める=星読みができる〉ことからマリンが古代種であると仮定すると〈マリンもこんな能力あるよね?私とおんなじ!でもそれは人に言っちゃダメだよ?〉ということであるという説もあります。
仮にマリンが古代種であるとすると神羅の宝条が黙っていないですし、かつてエアリスは母イファルナと一緒に神羅カンパニーの一室に監禁されていた過去があり、宝条によると〈髪の毛の一本に至るまで全て研究された〉とのこと。
そのため非人道的な研究を毎日のように行われることは自明であり、そのためマリンを守るためにも「誰もいないのに声が聞こえたりすることは言っちゃダメだよ?」と声を出さずに伝えたとも考えられます。
古川
と誰もが思ったでしょう(笑)
私もそう思ってました。だってマリンが古代種ということはマリンの親も古代種ということになりますし。
というか古代種はイファルナとエアリスの二人だけで、イファルナが死んでしまったことによりエアリスが最後の生き残りだったはずやん!と思うのが普通です。
しかしアルティマニアを見ると意外とそうでもないかもしれません。
純粋な古代種
FF7リメイクのアルティマニアには、セトラについて以下のような記載があります。
『星の声を聞くことができる古代種の生き残りであり、その能力を利用とする神羅カンパニーの監視下に置かれている』p22(エアリスのキャラクター紹介より)
『純粋な古代種としては、エアリスの実母イファルナが最後のひとり。』p72(古代種についてより)
と書いてあります。あくまで言葉尻の問題なのかもしれませんが、エアリスが最後のセトラであるとは明言されていません。ここでいう”純粋な古代種”というのは”古代種の両親から生まれた古代種のこと”であり、イファルナと人間のガスト博士の子供なのでその点”純粋な古代種”ではないということです。
そして〈純粋でない古代種はエアリスで最後〉とは明記されていないので、他にも古代種がいてもおかしくはないのかもしれません。原作では「私一人」と言ってましたが、それはあくまで原作での話。既にリメイクのエアリスは原作で知り得なかったことまで知っているので可能性はあります。
吉田
ということはマリンは〈純粋でない古代種〉ということになるな?
とするとマリンの両親は古代種と人間ということになるな?
フルカワ
吉田
フルカワ
マリンは誰の子?
ということで皆様、再度原作世界の設定を考えてください。
バレットはマリンのことをかわいがっている”父ちゃん”ではありますが、実の父親ではありません。マリンの実際の両親はコレル村のダインとエレノアでしたね。ダインはバレットの親友ですでした。
かつてはバレットもダインもコレル村で鉱夫をしていたところ、神羅カンパニーから魔晄炉建造を持ちかけられたことにより、バレットを始めとする鉱夫達はそれまでの石炭採掘を止めて神羅の魔晄炉建造計画にサインしました。
しかしその時、村人が全員魔晄炉に賛同していたのですがダインだけは最後まで「俺達の代になって石炭を捨てるなんてできない」と反対していました。そこを親友のバレットが「もう石炭なんて誰も使わない、分かってくれダイン」と強引に神羅の計画を進めたのです。
その後バレットとダインが村を離れている間に神羅によりコレル村は焼き討ちにされ、ダインの妻であるエルミナを含む村人は全員殺されてしまい、助けに戻る途中、スカーレットによりダインはコレルプリズンに落ちていったという過去があります。
だからマリンの本当の”父ちゃん”はバレットではなくダインなのです。そしてバレットは親友ダインの意志を継ぎマリンを実の娘として育てているというのが現実です。
じゃあダインかエレノアか、どちらかが古代種?ということになりますし、その可能性は0ではないのです。
ダインが魔晄炉に反対した理由
正直なところ、ダインかエレノアかどちらが古代種なのかは知る由もありません。
いずれにせよマリンが古代種であるとするならばどちらかは古代種であるはず。となれば星命学でも言われているように魔晄の正体が地中を流れるライフストリームであるということは知っているはずですし、ましてやそれを強引に利用することを良しとするはずはありません。
そのためダインかエレノアが古代種であるとするならば夫婦間で〈オレ・私は古代種なんだ〉という事実はシェアされているはず。となれば神羅の魔晄炉の話には絶対に反対するはずですよね。ということでダインが魔晄炉建造に反対していた理由がマリン古代種説の最後の砦であると考えられます。
マリンの瞳の色が黒
古川
ようやく〈マリンが古代種じゃない〉根拠を述べることができます・・・
長かったですねw
しかもかなり簡単なことなんですが、マリンの瞳の色は黒いんです。これがマリンが古代種ではない最大の理由です。
何言ってんだこいつ的なご意見があるのは承知ですが、FF7の設定として〈セトラの瞳の色は緑〉なのです。だからエアリスの瞳の色は緑です。
ちなみにセフィロスの瞳の色は緑ではなく青い、ということでセフィロスは古代種ではないと言えるのです。以下の画像だと緑に見えなくもないですがセフィロスはセトラではないので緑ではなく青です。
以上です。マリンが古代種ならばマリンの瞳の色は緑でないとおかしいですよね(笑)
とはいえですが、もしかしたらセトラも〈幼少期には緑ではなく黒〉である可能性もあります。というわけでチャプター14で登場したエアリスの幼少期の画像を見て瞳の色を確認してみました。
画質どうこうの以前にそもそもこのシーンは背景が暗く、キッズエアリスの瞳の色までは確認ができませんでした。そのため〈セトラも幼少期は瞳の色が緑ではない説〉は完全には否定できませんが、瞳の色が緑ではないことを根拠にマリン古代種説は反証完了とさせていただきます・・・
まとめ
吉田
早いものでもう7000文字近いぞ(笑)
瞳の色なんて、そんな最強の反証根拠があるのによくここまで引っ張ったな(笑)
フルカワ
強敵を一掃した感じでとても気分がいいぞ(笑)
というわけでマリンが古代種であるという説は誤りだと考えます。
ちなみにこの瞳の色に関して、セトラは緑であり魔晄を浴びたソルジャーは青くなるという設定があります。しかし作中のある人物は魔晄を浴びたわけでもなく、ましてやソルジャーでもないのに瞳が青い人物がいます。
しかもそのキャラはまさか過ぎるあの人物です。葉巻でダイナマイトに火を付けるワイルド過ぎるあのガニマタオヤジです。あいつ実はソルジャーなんじゃね?と思われても仕方がないまさかの説をご覧ください。

はじめまして。目の色について考察されてましたので調べてみましたらマテリアルアルティマニアの幼少期エアリスは緑になってました。あと古代種さんたちの目の色もエアリスよりは薄いですが緑ぽくみえます。おそらく古代種の目の色は緑=ライフストリームカラーかと思います。
もう一つマリンが少なくてもハーフ以上のエアリスより濃い古代種の血は引いていないというのを見つけましたのでコメントさせてもらいました。
上にもありました「純潔な古代種としてはイファルナが最後の1人」という部分です。
イファルナは15年前命を引き換えにしてもエアリスを利用されないように逃げ出して非道な実験も合わさって衰弱ししてしまいました。
15年前に亡くなったイファルナが最後の一人と明記されている以上4才のマリンの両親は少なくても純血ではなくエアリスと同じハーフかそれ以上に薄い血になりマリンは最大でクォーターということになるかな?とおもいます。まあ、子供ゆえの感受性であり古代種は関係ないとは思いますが。
アリスさん
深い考察ありがとうございます!
前回のコメントにお返事してなくてすみませんでした。。。(笑)
私も「マリンは古代種ではない」と結論付けています。
瞳の色の他、マリンの年齢の考慮するとやはり古代種ではないですね(笑)
『Traces of two pasts』やアルティマニアでも言及がないことから、
やはり単なる都市伝説に過ぎないといったところだと考えています。
原作EDの「来る・・・」のシーンもただの演出だと思いますので、
この辺で反証終了としておきたいところです。
いつもコメントありがとうございます!
また何かありましたら教えて下さい!