クジャタ
どうもこんにちはクジャタです。今回はFF7リメイクに登場するマルカートさんを始めとする黒マントの男たちについて説明していきます。
原作FF7の世界では黒マントの男が多く存在しており、今回のリメイクでも登場しましたね〜。
というか今回の世界線ではクラウドの隣人さんとして登場しています(笑)かなり身近な存在になっていました。
しかし彼は後に神羅ビルで再登場するため、マルカートさんたちの正体について説明していきます!
マルカートさんとは
まず簡単にマルカートさんについて復習です。
ミッドガル七番街スラムにある天望荘というアパートの203号室に住んでいる男性です。ちなみに201号室がティファ、202号室がクラウドの部屋です。
基本的に「ああ・・・・」しか話すことができず、腕には「49」という入れ墨が入っています。
クラウドが入居したその日の夜、203号室からうめき声が聞こえたため安否を確認するためにクラウドが向かうと、そこにいたのはなんとセフィロス!
切りかかろうとしたクラウドですが、ティファに止められて再度切りかかろうとしている対象を見ると、そこにいたのはセフィロスではなくマルカートさんでした。
ティファも大家であるマーレさんからも時々様子を見るように言われているようで、気にかけている様子でした。
そして御存知の通り七番街はプレート崩落により潰れてしまい、もちろん天望荘も潰されてしまいました。つまりマルカートさんも・・・
と思いますが、彼は神羅ビルで再登場します。それもジェノヴァとして・・・。
突然現れたジェノバと戦闘になり、戦闘終了後にその正体が明らかになり、そこにいたのはどこかで見たような黒マントの男。そして彼の腕には「49」の入れ墨がありました。
このことから神羅ビルで現れたジェノバの正体である黒マントの男はマルカートさん本人であると考えます。
この黒マントの男については過去の記事「【FF7】セフィロスコピーの正体を黒マントの男に絡めて説明する」でも紹介していますので、こちらも併せてご覧ください。
しかも謎深き事にこの後に他の黒マントの男が現れ、その腕には「2」の入れ墨が施されていました。
この2番についてはマルカートさんとイコールではありません。
それではこれらの事項を踏まえて、マルカートさんを始めとして複数存在する黒マントの男の正体について説明していきます。
マルカートの正体
宝条のリユニオン理論
まず結論から言うと、マルカートさんは宝条博士による実験の被験者なのです。
この実験は表向きはセフィロスコピーを作る実験であり、同時に「仮説’リユニオン理論’」の真偽を検証するためのものでした。
元々ソルジャーというのは魔晄を浴びるだけではなく、体内にジェノバ細胞を埋め込まれた存在です。ジェノバ細胞には身体能力を向上させる力があります。
ちなみにジェノバ細胞には以下の能力があります。
- 相手の思考を読み取るコピー能力
- 自分の身体を相手にあわせて変化させる能力
- 体がバラバラになっても、一か所にまた戻ってくる能力(リユニオン)
- 有害なウイルスをまきちらす能力
この性質を利用して’英雄’セフィロスに匹敵する力を持つソルジャーを作り出そうとする実験です。
そしてこの実験にはもう一つ裏テーマがあり、それこそがリユニオン理論の検証なのです。
実験内容を簡単に説明すると、かつてこの星にやってきた空からの厄災であるジェノバ。
この検証のため宝条博士はジェノバから細胞を抽出し、それを多くの人間に埋め込んだのです。ここで一定量のジェノバ細胞を耐性のある人間に埋め込むとソルジャーとなります。
しかし一定量以上のジェノバ細胞を埋め込まれた人間は精神崩壊を起こし、言語障害・精神障害を起こす事が多いのです。マルカートさんもジェノバ細胞が埋め込まれた結果なんです。
そして宝条によるとジェノバは体をバラバラにされてもやがて一箇所に集まるという仮説があり、それをリユニオン(re+union 再集結)と呼んでいます。
だからマルカートさんのように精神障害を起こしてしまうほどに強いジェノバ細胞を意図的に浴びせ、黒マントの男を大量に作り出したのです。
そして宝条の研究室のある神羅ビルにジェノバ本体を置き、そこにマルカートさんを始めとする黒マントの男がリユニオンするかどうかを検証していたということです。
もうおわかりのように、マルカートさんは宝条による人体実験の被害者であり、彼には既に意識はありません。
ジェノバ細胞を埋め込まれた人々がジェノバ本体のもとに集まるかどうかを見たい、そんな知的探究心のためだけに故意に障害者とされた被害者なのです。
入れ墨の意味
もうおわかりのように、マルカートさんを始めとする黒マントの男にはみんな数字の入れ墨が入っています。
これは宝条により施された被験者番号であり、マルカートさんが49であることを考えると最低でも49人が犠牲になったと考えられます。
そして宝条の実験サンプル歴のあるレッド13にも「XIII」の入れ墨があります。なぜレッドだけアラビア数字なのかは不明ですが、レッド13にもジェノバ細胞が埋め込まれている可能性があります。
さらに言うと、このジェノバ細胞はクラウドにも埋め込まれています。
ここは超絶ネタバレなので別記事「【FF7】クラウドくんの正体と記憶違いの全てをわかりやすく説明する【ネタバレ】」でご紹介します!

セフィロス・ジェノバに化ける理由
そしてマルカートさんのように黒マントの男に接触すると、クラウドには彼がセフィロスに見えることがあります。
さらにこの先の旅にてクラウドと闘うことになるセフィロスはほとんどがセフィロスの実体ではなく彼らセフィロスコピーなのです。
彼らはジェノバ細胞を埋め込まれているため、ジェノバ細胞の二つ目の能力(自分の身体を相手にあわせて変化させる能力)によりセフィロスに化けています。
既にセフィロスはジェノバ目指して移動を開始したマルカートさんたち黒マントの男たちに自身の姿を読み込ませ、セフィロスの姿を模して行動ができるようにしています。
さらにジェノバ細胞が埋め込まれているため、セフィロスの姿でかつさらにジェノバそのものを模す事もできるモンスターへと変態してしまったのです。
今後も旅の途中で現れる黒マントの男たちもマルカートさんと同じくセフィロスの姿をしており、時々ジェノバとして行く手を塞ぐこと多数。
要するに宝条の好奇心を満たすためにジェノバ細胞を埋め込まれ精神崩壊を起こした末に、セフィロスに利用されてセフィロスコピーとして、さらにジェノバ本体としてクラウドたちを殺すために利用されているのです。
マルカートさんは宝条の被害者なのです。悪いのは宝条です。FF7の世界で起こる悲劇はほとんどすべて宝条の性といっても過言ではありません。
まとめ
クジャタ
以上のことから、マルカートさんは宝条の被害者なのです。
宝条博士は神羅カンパニーの意図とは関係なく個人的に研究をしており、それがたまたま神羅の目的と一致したために雇用されている人物です。
まさにマッドサイエンティストである宝条は自身の好奇心を満たすためにはどんなサイコな研究も行う人物です。
そしてマルカートさんを含めた黒マントの男はたくさんいます。
49人どころではなく、数百人規模で存在しており、意識もないまま戦闘用に利用されているかわいそうな方々なのです。
神羅ビルでマルカートさん(ジェノバBeat)を倒した後に現れる2番の入れ墨の黒マントの男もマルカートさんと同じくリユニオン理論の検証結果ということです。
宝条の研究室からジェノバの体を持ち出したのももちろんセフィロスコピーであり、この段階で宝条のリユニオン理論は正解だったと考えられます。
さらに言うと、ジェノバ本体を追ってセフィロスコピーが神羅ビルにやってきた、その上それを追うようにセフィロスコピー実験の失敗作であるクラウドもやってきた。
これが宝条の言うリユニオン理論です。
仮説が正しいと証明する根拠の一つになってしまったということです。だから宝条は喜んでいることでしょうね。あのマッドサイエンティストめ・・・。
このように非常に複雑な設定がマルカートさんにはう存在します。
しかしここの理解がFF7の理解に必要なので、しっかりと理解しておいてくださいね!
コメント失礼いたします。
先日はありがとうございました(*^^*)
49番と言う数字、クライシスコアのクラウドが傭兵時代に神羅ビルでザックスとニブルヘイムへ向かうミッションの際に出てきていたんです。考えすぎでしょうか。
jokerさん
コメントいただきありがとうございます!
クライシスコアでも「49番」出てましたっけ!!
すみませんそこまで覚えてなかったです!(笑)
いまのところ関連は不明ですが、
リメイクの中で過去作の掘り返しとか補足をしている箇所が多いので、
おそらく関連があると思います。
今すぐに確認したいのですが、
残念ながら手元にPSPがないため確認できません(泣)
機会があれば再度クライシスコアもやろうと思ってますので、
再度確認してみます!