どうもこんにちはクジャタです。
FF7の作中にで出てくるセフィロスコピーという言葉。わかっているようで実はよくわからない設定だと思います。それもそのはず、かなりわかりづらい設定だからです。
ですのであの黒マントの男たちの正体と、クラウドが宝条に「セフィロスコピーインコンプリート、ナンバー無し」と言われた、あの時の意味をわかるようにしていきましょう。
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目次
セフィロスコピーとは
ジェノバのリユニオン理論を証明するために、宝条博士によって行われていた人体実験の総称です。
もともとジェノバの研究をしていた宝条博士は、ジェノバは体をバラバラにされても一箇所に集まるという理論を提唱していました。あくまで仮説ですが、研究者としてはそれを検証せずにはいられない。ということで、彼の選んだ実験方法は、ジェノバ細胞を人に埋め込むというものでした。
そしてこのジェノバ細胞には人によって耐性があり、耐性があり受け入れられた人は強靭な肉体を持つソルジャーとして受け入れられます。
一方で耐性がない人は作中のクラウドのように精神崩壊を起こしてしまうこともあります。今回のセフィロスコピーを作るプロジェクトでは、あえて耐性のない人にジェノバ細胞が埋め込まれました。
ニブルヘイム事件が発端
そしてこの実験の被験者となっているのは、ニブルヘイムの元住民です。
5年前にセフィロスが引き起こしたニブルヘイム焼き討ち事件により、神羅カンパニーの社員であるセフィロスが事件をおこしたと知られないように、ニブルヘイムをかつての姿に再建し、そこに神羅関係者を住まわせる徹底ぶり。神羅ってつくづく最悪ですね。
そしてここで困るのが、ニブルヘイム事件の生存者です。
彼らが生きていればこの事件が明るみに出ることもあります。ですので皆殺しにすべきだったのかもしれませんが、ここで宝条博士が提案します。
ニブルヘイムの住民にジェノバ細胞を注入することにした
そうして宝条によりジェノバ細胞を埋め込まれた住民たちは、ジェノバの意識に飲まれ、黒マントの男として母体となるジェノバを探し始めるという寸法でした。そのため宝条は自身の勤務する神羅ビルにジェノバを保管し、向こうから自分のいる場所に黒マントがやってくるのを待っていたというわけです。
ですのであの黒マントの男たちの中には、もしかしたらクラウドの母親やティファパパがいたのかもしれません。
そこまでは当人たちも知らないと思いますし、知らない方がいいと思います。倫理的にダメですね、この辺は。さすがマッドサイエンティスト。鳳凰院さんとは違いガチです。
適性のないものにジェノバ細胞を埋め込む
これは本来やっていはいけないことです。
というのも、耐性があるものに埋め込む事でより強い力を得ることができますが、耐性のないものはクラウドのように精神崩壊を引き起こしたり、または自我を失いリユニオンに向かうようになってしまいます。
このためクラウドはソルジャーにはなれず、通常の神羅兵として勤務をするようになったのです。
なんの罪もないニブルヘイムの住人にジェノバ細胞を埋め込む事は人としてやってはいけない事です。
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黒マントの男として各地を放浪
そして宝条によりジェノバ細胞を埋め込まれた人たちは、自我を失い黒マントの男として各地を放浪し、ジェノバ本体を探し求めています。
大空洞以外で出会ったセフィロスは黒マントの一人であり、本体は常に大空洞にいたのです。セフィロスの意識を受け継いだセフィロスコピーが黒マテリアを探し続けていたということになります。
クラウドとザックス
そしてニブルヘイム事件の後、クラウドとザックスもジェノバ細胞を注入されてしまいます。
これがクラウドがセフィロスコピーインコンプリート、ナンバー無しと言われる所以です。この実験の結果、ザックスはもともとジェノバ細胞に耐性があるので無事生還しましたが、耐性のないクラウドは精神崩壊をしてしまいます。そしてのちに研究所を脱出し、何でも屋をしながらミッドガルを目指すことになります。
この部分は、インターナショナル版では神羅屋敷の実験カプセルを調べると、当時の痕跡が出てきます。
宝条の実験結果
結論として、宝条のセフィロスコピー実験、ジェノバは体をバラバラにされても本体のいる場所に集まるという仮説は成功です。
ジェノバ細胞を埋め込まれたクラウドが、セフィロスの元へとたどり着いたことにより、リユニオン理論は証明されました。しかしクラウドは宝条により失敗作のレッテルが貼られており、その失敗作だけがここまでたどり着いたということで、宝条は自分の科学的センスのなさを痛感するのでしょう。
ということで、セフィロスの元へたどり着く道中、大量の黒マントの男たちがいたこともリユニオン理論の証明ともいえるでしょう。
まとめ
セフィロスコピープロジェクトは宝条により、ジェノバのリユニオン理論を証明するために行われた実験の名前です。
セフィロスの引き起こしたニブルヘイム事件の被害者を人体実験に使うという倫理的に絶対だめなやーつです。しかしクラウドがセフィロスの元に黒マテリアを持ってやってきたことで、リユニオン理論は証明されたわけです。宝条的には面白くないでしょうけど。
ということで、各地にいる黒マントの男たちは宝条によりジェノバ細胞を埋め込まれた人たちであり、クラウドが黒マテリアを渡した段階で用済みになってしまったわけです。最後まで悲しい最後でしたね。。。
というわけで、セフィロスコピーについてはご理解いただけたでしょうか。これがセフィロスコピーの正体です。難しいですが、最大限わかりやすく説明したつもりです。セフィロスと宝条により物語が複雑になっていますので、何度も読み返してください。