※2020年1月24日追記あり!
どうもこんにちはクジャタです!
FF7のリメイクが出るということで、それまでに色々な方に深くFF7のことを知って欲しいのと思い今回も記事を書いていきます!
前回の記事ではセフィロスの真の目的を書きましたが、手前味噌ですが、あそこまで深く理解できている方はあまりいないと思います。
というのもセフィロスさん自身も若干の勘違いがあるので、作中で正しく語っている人が少ないのです。だから非常に難しいストーリーとなっています。
ちなみに、私もこの記事内で情報の間違いがあり、ユーザーさんにご指摘をいただき、再度修正してみました。誤った情報を上げてしまい申し訳ございませんでした。
そして今回は、またしてもストーリー把握を難しくしている直接の原因であるクラウドの記憶についてです。彼は一体なんなのか、ソルジャーなのか、それとも神羅兵なのか、人間なのかそれとも人形なのか。なかなか難しいのでここでまとめていこうと思います。まず前提として知っておいて欲しいのが以下の二つ。
- クラウドは宝条に作られた失敗作ではない
- クラウドはソルジャークラス1stではない
この二つは確実に押さえておいて欲しい情報です。作中では宝条やセフィロスがクラウドのことを人形呼ばわりをしてきますが、半分ほんとですが半分は間違いです。ですのでこれを知った上で以下の文章をご覧ください!
目次
クラウドの正体
まずはざっくり結論から。
クラウド14歳の時、ミッドガルに向かい神羅兵に
クラウドがニブルヘイム魔晄炉に訪れる
セフィロスによりニブルヘイムが焼かれる
事件後に宝条によりジェノバ細胞が注射され重度の魔晄中毒に
↓
ザックスとともにミッドガルを目指すも、途中で神羅兵に捕まる
ザックスの死により一時的に記憶が戻るもまた魔晄中毒に
ミッドガルにてティファとの出会いにより、ティファの中にあるクラウドをクラウドが真似る
(ソルジャーの知識などはザックスから聞いた話を基に捏造)
それでは始めますが、初登場時のクラウドさんは列車からめっちゃいきって降りてくる、V系のお兄さんで「興味ないね」が口癖の厨二病全開でした。そして反神羅グループのアバランチに参加しているソルジャー・クラス1stという説明でしたね。
しかしみなさんご存知の通り、この設定は嘘なのです。
とはいえクラウドが嘘をついたわけではなく、クラウドは記憶障害がありほんとにそう思い込んでいるのです。結論から書いておきます。
クラウドの正体は、ニブルヘイム出身の青年で、巨乳幼馴染に好かれようとミッドガルへ行き神羅一般兵になった男の子です。これが全てなのですが、色々と事情が込み入ってまして、複雑になっています。ですのでこれを順を追って説明していきます。
ニブルヘイム出身の少年
まずクラウドはニブルヘイム出身の21歳の男の子。おそらくDTと思われる、デートの仕方もよくわからないレベルの青年なのです。
さらに幼き頃からコミュ障であり、ティファと、ティファと仲良くしていた3人組と一緒に遊びたかったのですが、どうしても仲間に入れてということができなかったのです。だから意味ありげにティファたちの周りをウロウロしてみたが、結局相手にされなかったというわけです。
そしてカームで話していた村の給水塔での話しはもう少し後のお話なのです。
ティファの幼馴染
そしてティファとクラウドがニブルヘイムの幼馴染であるというのも事実です。
クラウドは大氷河の最終地点、ウェポンが封印されている場所で言っていましたが、「ティファさん、いつかほんとうのクラウドくんに会えるといいですね」というセリフを覚えていますでしょうか?
このセリフがクラウドくんの正体を複雑にしている最大の理由だと思います。ですのでこのセリフについてはこの記事の最後で説明します。まだこの段階で書いてもおそらく理解できません。
ティファを守れなかった罪悪感
そして7年前のニブルヘイム、ティファのお母さんが亡くなってしまいます。
亡くなったその日、初めてクラウドはティファの部屋に入ることができました。ただ一言、慰めたかったんだと思いますが、何を話したのかは本編では書かれていません。その後ティファはどうしてもお母さんに会いたくなり、死んだ人が越えていくと信じられているニブル山を越えようと画策します。
ティファと、いつも遊んでいた3人組で登山をしようとしますが、お友達は途中で怖くなり逃げ出してしまいます。そこですれ違うようにクラウドが現れてティファと二人で山越えを果たそうとしますが、途中で吊り橋が落ちてしまいティファもクラウドも重傷を負います。
二人とも生きていましたが、クラウドはティファとの間に溝ができてしまい、クラウドも荒れて誰彼構わず喧嘩をするようになってしまいます。
そんな時クラウドは英雄セフィロスの話を聞きつけます。とんでもなく強い人が神羅のソルジャーの中にいる、そのことを知り、クラウドもセフィロスのような強さを持ったソルジャーになり、ティファに自分の強さを認めてもらいたいと思うようになります。
そして村の給水塔に呼び出し、ソルジャーになるぞ!と決意表明をすることで自分を追い込んだというわけです。そしてその春、クラウドはニブルヘイムを飛び出しミッドガルへ向かうことになります。
ミッドガルで神羅兵となる
クラウドさん14歳のとき、無事にミッドガルに到着して神羅カンパニーに入社できましたが、魔晄適性gがなかったためにソルジャーになることはできず、神羅の一般兵として登用することになります。
昔、好きな女が落ち込んでいる時に声をかけてあげられなかったこと、山で事故ってしまった時の無力感を感じてソルジャーになろうと決意し、その女の子に「絶対に」ソルジャーになるぜ!」と言ってしまったにもかかわらず、結局ソルジャーにはなれなかった。
このことにより以前よりも強い劣等感を抱くようになります。
自分がまあまあできるやつだって思って大企業に転職した結果、自分が何もできないやつだって思うこともよくある話。劣等感を感じることもあるでしょう。
世の中にはこんなにすごいやつがいるんだと、自分と比較してしまうことも多々あるはずです。まあクラウドくんもこんな感じだったのかもしれませんね。
ニブルヘイム魔晄炉への調査団に選ばれる
クラウドくんが神羅兵になり2年が経過、16歳の時にニブルヘイム魔晄炉の異常動作を確認する任務が下ります。
この時のメンバーは、セフィロスとザックス、そして神羅兵のクラウドくん。この時クラウドくんは、「絶対にソルジャーになってやる」と約束してしまっていた手前、村の人たちはもちろん、ティファと会うことはできなかったのです。
だからニブルヘイムに到着してからは神羅兵マスクは一度も撮っていません。
そして正体を隠したままニブル山の魔晄炉に旅立ち、内部に入れたのはセフィロスとザックスだけであり、クラウドは中に入ることはなく、中に入りたがるティファを守る役目をおおせつかっていました。
この時ティファとだいぶ近くにいたはずなので、正体ばれなかったんですかね?
ちなみに魔晄炉内部での異常動作の原因はバルブが開きかけていたことによりますが、それ以上にセフィロスはそこで培養されていたモンスターに着目していました。人間に魔晄を与え続けることでモンスターを生み出してたことを知りました。
それも神羅カンパニーの宝条博士によって行われていたことを知り、セフィロスも人為的に作られたのではないかと思い始めます。
そして魔晄炉から帰還後、セフィロスは神羅屋敷にこもりきりになり、そこにある書物を読みまくります。そこでセフィロスは自分が宝条により作られた生命であることを知り、自分の母が”空から来た厄災”であるジェノバであると勘違いします。
さらにセフィロスが見た書物(ガストレポート)が不完全であり、そこには「ジェノバがセトラである」と書かれていたために、セフィロスはジェノバの息子、つまり自分はセトラであるという勘違いを起こします。実際にはルクレツィアと宝条の息子なんですけどね。
この勘違いの結果、セフィロスは自分が母ジェノバの遺志を継いで、(セトラの民じゃないけど)セトラの民を代表して再度セトラに覇権を取り戻そうと画策するようになります。そして数日後、ニブルヘイム事件が起きるのです。この時クラウドくん16歳でした。。。
セフィロスとの対決
ご存知の通り、セフィロスさんはセトラの民を代表してまず手始めにニブルヘイムの村人を皆殺しにして火を放ちました。この時生き残ったのはザックスとクラウド、そしてティファ、とティファの師匠のザンガンだけです。
そしてザックスとクラウドはセフィロスを追って魔晄炉へと向かい、先にセフィロスと対峙していたティファはセフィロスにズバン。
そしてザックスもバスターソードで斬りかかりますが返り討ちに。そしてひるんだ隙に駆けつけたクラウドがセフィロスをズバン。そして致命傷を負ったセフィロスを追ってトドメを刺そうとクラウドくんは走りますが、逆に正宗で胸をひと突きに。
しかし火事場の馬鹿力を発揮し、単なる一般兵のクラウドくんが英雄セフィロスの正宗を持ち上げて魔晄炉へドボン。こうしてジェノバの頭部を持ったセフィロスはこの世から消し去られたはずだったんです。
ここから大氷河の奥部に移動していたセフィロスはどのように移動したのか、それはまた別記事でご紹介します笑
クラウドの記憶違いの原因
宝条にとらわれ実験体に
そして神羅サイドとしてもセフィロスが暴走し、ニブルヘイムを焼き払いジェノバの胴体を持ち去ることは予想していませんでした。
特にニブルヘイム事件に関しては、この当時セフィロスは神羅の人間です。
ですので一社員が罪のない人々を虐殺したとなれば神羅カンパニーの名前が汚れます。ですので神羅はこの事件を隠蔽することにしました。
ですのでザンガンはティファを連れてミッドガルへ逃げ、神羅はこの事件を知るクラウドとザックスを捕らえることにしたのです。
そしてクラウドとザックスは宝条により神羅屋敷にとらわれてしまいました。
そこでクラウドの体にはジェノバ細胞が埋め込まれてしまい、そのまま強力な魔晄を浴びせられ続けた結果、自我を失い魔晄中毒になってしまいました。
「ああうう」しか言えない情況になり、暗いところで何も見えない状態になってしまったということですね。そしてこのジェノバ細胞が厄介なんですよね。これが全ての元凶なのです。これは後ほど説明します。
ザックスに助けられる
そして先に脱出できたザックスは魔晄中毒にはならず、クラウドが入れられていたカプセルを破壊し、そのままクラウドを連れて脱出することとなります。
神羅的にはセフィロスの暴走やモンスターを作っていた事実を知っているザックスとクラウドを生かしておくことはできないので、確実に殺しておきたいところでしょう。このへんはクライシスコアで描かれていますが、当時のタークスにも追われているところです。
そしてインターナショナルバージョンでも描かれていますが、無事に逃げ出して何でも屋を営みながらとにかくミッドガルを目指すシーンがあります。トラックの荷台に乗り、ザックスとクラウドで何でも屋をしようと決めているシーンがあります。
あのシーンでもクラウドは魔晄中毒でしたが、ザックスはそんなことは気にせずクラウドに話しかけてくれています。
そしてそのままクラウドを連れたまま、ミッドガル近くの丘でついに神羅兵に捕まってしまいます。そしてクライシスコアのエンディングへ。
『俺の誇りや夢、全部やる』
そしてザックスは銃殺され、クラウドは重度の魔晄中毒のため神羅兵からスルーされその場に放置されることになりました。そしてこの時のショックでクラウドはとりあえず意識を取り戻しますが、結局魔晄中毒を発症し、そのままセブンスヘブンのある駅のホームにたどり着きます。
ティファの中のクラウドに合わせて自我を形成
ここは作中ではミディールでライフストリームに落ちた時にティファが思い出していた部分ですね。
クラウドがアバランチに参加することになったきっかけのシーン。今はなき7番街スラムの駅のホームで、ある日ティファがホームを通りかかった時、そこに倒れていたのは魔晄中毒となったクラウドの姿でした。
始めは「ああ」しか言えなかったクラウドは、ティファと話すことでクラウドの中のジェノバ細胞が反応し、ティファがクラウドをクラウドと認識したことにより、クラウドの中のジェノバ細胞はティファの中のクラウドの所作を真似たのです。
・・・
何言ってんだこいつと思われたかもしれません。
ここでジェノバ細胞の話をしなければいけません。
ジェノバ細胞とは
古代に地球に降ってきた厄災ジェノバから抽出した細胞であり、ソルジャーには基本的にみんなこのジェノバ細胞が埋め込まれています。
クラウドにも埋め込まれており、この細胞は相手の思考や記憶に合わせて自身を変える能力があります。ですのでクラウドの記憶の入れ違いをここでまとめてみます。
クラウド14歳の時、ミッドガルに向かい神羅兵に
クラウドがニブルヘイム魔晄炉に訪れる
セフィロスによりニブルヘイムが焼かれる
事件後に宝条によりジェノバ細胞が注射され重度の魔晄中毒に
↓
ザックスとともにミッドガルを目指すも、途中で神羅兵に捕まる
ザックスの死により一時的に記憶が戻るもまた魔晄中毒に
ミッドガルにてティファとの出会いにより、ティファの中にあるクラウドをクラウドが真似る
(ソルジャーの知識などはザックスから聞いた話を基に捏造)
ざっくりとこんな感じですかね?
要するに、もともとクラウドくんはもっと強くなりたいと願う普通の青年であり、神羅一般兵として任務を遂行していたのです。その後宝条博士の実験により自我を失ってしまいます。そしてティファと再会してティファの中のクラウドを真似て行動するようになります。
この時にはもとのクラウドの記憶はありません。ここからしばらくは、ティファの中のクラウドの記憶、ザックスの中の記憶が混在している状態となります。
そして大氷河で宝条に「俺にもナンバーください」と言っていたり、「いつかほんとうのクラウドくんに会えるといいですね」と言っていた時は、段階的に記憶を取り戻した結果なのです。仮のクラウドから宝条に実験された時点までの記憶を取り戻した結果であり、まだもともとのクラウドの記憶には達していないのです。
そして記憶が不完全なままセフィロスに黒マテリアを渡してしまい、ライフストリームに流され再度魔晄中毒になってしまいます。その後ティファとライフストリームの中で自分を見つけた時に、ついにもともとのクラウドの記憶を取り戻すというわけです。
この通り、クラウドくんの記憶はかなりふわふわしているのです。
だからとてつもなくわかりづらくなってしまっているのです。これでもわかりづらかったらコメント下さい。わかりやすく改良しますね!
まとめ
クラウドの正体はニブルヘイム出身のコミュ障青年で、ティファが大好きすぎる普通の青年でした。ただちょっと記憶障害が強力で自分でも記憶の齟齬に気付けない部分が多々有ります。もう一度だけまとめますのでご覧ください。
クラウド14歳の時、ミッドガルに向かい神羅兵に
クラウドがニブルヘイム魔晄炉に訪れる
セフィロスによりニブルヘイムが焼かれる
事件後に宝条によりジェノバ細胞が注射され重度の魔晄中毒に
↓
ザックスとともにミッドガルを目指すも、途中で神羅兵に捕まる
ザックスの死により一時的に記憶が戻るもまた魔晄中毒に
ミッドガルにてティファとの出会いにより、ティファの中にあるクラウドをクラウドが真似る
(ソルジャーの知識などはザックスから聞いた話を基に捏造)
なかなか入り組んでいますが、これが全てです。セフィロスと宝条のセリフにより完全に理解できている方は決して多くはないはず。リメイク発売までにこの辺を理解してくれる方が少しでも増えることを願います。
>リメイク発売までにこの辺を理解してくれる方が少しでも増えることを願います。
のであれば、貴ブログの「ジェノバ=セトラ」という間違った記述は訂正していただきたいです!勘違い民増えてしまいますよー(T-T)
通りすがり様
ご指摘くださりありがとうございます!
該当の範囲を修正させていただきました!
ジェノバ=セトラではなく、人類ともセトラとも違う宇宙人であることを追記させていただきました。
特に深い部分についての記事なので、ご指摘くださり大変助かりました!
定期的に修正は行うつもりですので、
今後もご覧いただければと思います。
今回はご指摘くださりありがとうございました!
>そして大氷河で宝条に「俺にもナンバーください」と言っていたり、「いつかほんとうのクラウドくんに会えるといいですね」と言っていた時は、段階的に記憶を取り戻した結果なのです。
段階的に記憶を取り戻したというよりは、ジェノバ細胞が「ティファの記憶の中のクラウド」の擬態をやめた結果ではないでしょうか。
見習いパイロットLv4さん
確かにそうかもですね!
擬態をやめて精神崩壊して自分がクラウドではないと思っているクラウドの意識ですね、おそらく。
久々に考えるとかなりややこしいですね(笑)
ティファと、いつも遊んでいた3人組で登山をしようとしますが、お友達は途中で強くなり逃げ出してしまいます。
3人がいきなりパワーアップしてどっか行っちゃったの想像して笑ってしまいました笑
もっちさん!
コメントありがとうございます!
お友達はいつも一緒にいるくせに、
ピンチのときには逃げ出す奴らなのでティファとはその程度のお友達だったみたいですねw
逆に言うとそこにクラウドが入る隙があったのかもしれませんけどねw
20210313コメント追記です。
誤字のご指摘だったんですね!
気づかなくてすみませんでした(笑)
この記事はそもそも編集の必要があるので、
デザインも含めて内容も文面も修正いたします!
このコメントをご覧いただいていれば幸いです(笑)
また読んでくだされば嬉しいです!
誤字の指摘だと思いますが・・・
途中で強くなり→途中で恐くなり
Gさん
コメントありがとうございます!
ご指摘の通り誤字に関するご指摘でしたね。
該当箇所は修正させていただきました!
もっちさんにご指摘頂いた部分も合わせて修正いたしました。
過去の自分がバカすぎて恥ずかしいです(笑)
総合的に誤字が多いので他にもお気づきの部分があれば教えて下さい!
ついでにもう少し誤字脱字がありましたのでご報告します。
1.2ティファの幼馴染の項の最後の行。
まだこの段階「で」書いても
1.3ティファを守れなかった罪悪感の5番目の段落の最後の行。
ティファに自分の強さを認めてもらいたいと思「う」ようになります。
Gさん
何度もご指摘ありがとうございます!
該当箇所及び周囲の文面を一部修正しました。
本記事は画像もなく、当時の私が書いた文なので今見ると稚拙な部分が目立つように思いました。
なので日曜日に大幅な修正をする予定です。
正確さ、見やすさを重視して記事を修正いたしますので、
今後ともお付き合いくだされば嬉しいです!